ウォーターサーバーの電源を小まめにオフするのは逆効果?電気代が増える理由と正しい節電法を解説¶
ウォーターサーバーの電気代を節約しようと、使っていない時間にこまめに電源をオフにしている方も多いのではないでしょうか。しかし結論から言うと、ウォーターサーバーの電源をこまめにオフするのは逆効果です。一般的な家電と違い、ウォーターサーバーは常時稼働しておくほうが消費電力が少なく、衛生面でも安全です。
本記事では、こまめな電源オフが逆効果になる3つの理由を消費電力の数値とともに解説し、電気代の比較シミュレーションを交えながら、ウォーターサーバーの正しい節電方法を紹介します。
ウォーターサーバーの電源をこまめにオフするのは電気代節約になるのか¶
「使っていないときは消す」が当てはまらない理由¶
照明やテレビなどは「使っていないときに消す」のが節電の基本ですが、ウォーターサーバーは例外です。ウォーターサーバーは常に水を適温に保つ構造のため、電源をオフにして水温が常温に戻ったあと、再び設定温度まで加熱・冷却する工程で大量の電力を消費します。
複数のウォーターサーバーメーカーや専門サイトでも「こまめな電源のオンオフは節電にならない」という見解が示されており、常時稼働が推奨されています。
ウォーターサーバーの保温・保冷の仕組み¶
ウォーターサーバー内部には、温水用と冷水用の2つのタンクがあります。
- 温水タンク:約85℃前後を維持するため、ヒーターが内蔵されています
- 冷水タンク:6〜10℃前後を維持するため、コンプレッサー(またはペルチェ素子)が稼働します
設定温度に達するとヒーターやコンプレッサーは自動で停止し、水温が下がる(または上がる)とふたたび稼働する仕組みです。この「維持」のために消費する電力は比較的少なく、常時稼働でも月額約500〜1,500円程度(一般機種の場合)に収まります。
こまめな電源オフが逆効果になる理由①再加熱でかえって電力を消費する¶
常温に戻った水を再加熱するのにかかる時間と消費電力¶
電源をオフにすると、温水は常温まで下がり、冷水は常温まで上がります。ふたたび電源を入れた際、設定温度に戻すまでに約20〜40分かかります。この間、ヒーターとコンプレッサーがフル稼働し、多量の電力を一気に消費します。
温水350W・冷水85Wのヒーターが一気に稼働する仕組み¶
一般的なウォーターサーバーの消費電力は、温水ヒーターが約350W、冷水用コンプレッサーが約85Wです。常時稼働時は、水温が設定温度に達した時点で停止するため、実際の消費電力は定格電力よりずっと低くなります。しかし再加熱時は、約435W(350W+85W)が連続で稼働するため、消費電力が一気に跳ね上がります。
「維持電力<再加熱電力」の計算でわかる損¶
常時稼働時は温水・冷水ともに設定温度からの温度変化が小さく、ヒーターやコンプレッサーは短時間の稼働で十分です。一方、常温から再加熱する場合は、温度差が大きいため長時間のフル稼働が必要になります。
たとえば1日3回電源をオフにした場合、再加熱にかかる消費電力の累積は、常時稼働での維持電力を上回ることが一般的です。つまり、こまめに電源を切るほど電気代が増える計算になります。
こまめな電源オフが逆効果になる理由②衛生面でリスクが高まる¶
冷水6〜10℃・温水約85℃で菌の繁殖を抑える仕組み¶
ウォーターサーバーは水温を適温に保つことで、菌の繁殖を抑制しています。冷水は6〜10℃、温水は約85℃に維持されており、この温度帯では細菌が増殖しにくい環境が保たれています。
常温に戻ると雑菌が繁殖しやすい環境になる¶
電源をオフにして水温が常温(20〜30℃付近)に戻ると、雑菌が繁殖しやすい温度帯になります。特に冷水タンク内は、常温になると数時間で菌数が増加するリスクがあり、衛生上好ましくありません。水道水と異なり、天然水やRO水は殺菌成分(塩素)が含まれていないことが多いため、水温管理がより重要です。
クリーン機能も停止することによる衛生上の懸念¶
一部のウォーターサーバーには、自動洗浄やUV殺菌などのクリーン機能が搭載されています。電源をオフにするとこれらの衛生機能も停止し、タンク内の清潔さを保てなくなります。こまめな電源オフは電気代の面だけでなく、衛生面でもマイナスと言えます。
こまめな電源オフが逆効果になる理由③サーバー本体への負担¶
頻繁なオンオフでコンプレッサーやヒーターに負荷がかかる¶
ウォーターサーバーのコンプレッサーやヒーターは、常時稼働を前提に設計されています。こまめに電源をオンオフすると、起動時の突入電流が繰り返し発生し、部品に大きな負荷がかかります。
寿命の短縮や故障リスクの可能性¶
家電全般に言えることですが、頻繁な起動・停止は部品の劣化を早めます。ウォーターサーバーでも、こまめな電源のオンオフは本体の寿命を短くし、故障リスクを高める要因になり得ます。トラブルを避けるためにも、電源は基本的に入れっぱなしにしておくのが正しい使い方です。
電気代の比較シミュレーション:こまめオフvs常時稼働¶
1日3回電源オフした場合の消費電力の試算¶
1日3回(朝・昼・夜)電源をオフにするケースを考えます。再加熱に20〜40分かかり、その間約435Wが連続稼働すると仮定すると、再加熱だけで1日あたりかなりの電力を消費します。
常時稼働+エコモードの場合との比較¶
一方、常時稼働でエコモードを利用した場合、温水の設定温度を少し下げるだけで消費電力を大幅に抑えられます。省エネタイプの機種なら月額約300〜500円程度に収まるケースも珍しくありません。
月額電気代でどれくらい差が出るか¶
| 運用方法 | 月額電気代の目安 |
|---|---|
| こまめに電源オフ(1日3回) | 約1,000〜1,800円 |
| 常時稼働(一般機種) | 約500〜1,500円 |
| 常時稼働+エコモード(省エネ機種) | 約300〜500円 |
こまめに電源をオフする運用は、常時稼働+エコモードと比べると月額で数百円〜1,000円以上の差が出る可能性があります。電気代を節約したいなら、電源を切るのではなくエコ機能の活用が正解です。
ウォーターサーバーの電気代についてより詳しく知りたい方は、[ウォーターサーバーの電気代を節約する7つのコツ|月数百円の差がつく実践術]もあわせてご覧ください。
電源を切ってよいケース:長期間使わないときだけ¶
2週間以上不在の場合の手順¶
こまめな電源オフは推奨されませんが、2週間以上長期間家を空ける場合は電源を切るのが正しい対応です。長期間稼働させたままにすると、水が循環せずタンク内の水質が低下する恐れがあります。不在時は以下の手順で電源をオフにしましょう。
- サーバー内の残り水をすべて排出する
- コンセントを抜く
- 帰宅後に新しいボトルをセットし、電源を入れる
電源再開時にすべきこと(排水・消毒・再加熱待ち)¶
長期間電源をオフにしていた場合は、タンク内の水を一度すべて排水してから新しい水を注入し、再加熱・再冷却が完了するまで待つ必要があります。再加熱には20〜40分程度かかるため、最初の一杯は完成を待ってからお使いください。
長期間の不在時にも正しい手順を踏むことで衛生的に安心してウォーターサーバーを使い続けられます。待機電力の観点からも、[ウォーターサーバーの待機電力をカットする方法|電源を切らずに節電できる5つの対策]が参考になります。
こまめな電源オフ以外で電気代を節約する正しい方法¶
電源をこまめにオフするのではなく、以下の4つの方法で節電するのがウォーターサーバーの正しい節電術です。
エコモード・省エネモードの活用で最大60%カット¶
多くのウォーターサーバーにエコモード(省エネモード)が搭載されており、ボタンひとつで消費電力を大幅にカットできます。たとえばオーケンウォーターの「Smartプラス」はエコモードの活用により月額約474円、最大60%の節電が可能です。電源を切るよりもエコモードの利用が圧倒的に効果的です。
エコモード搭載のサーバーに興味がある方は、[ウォーターサーバーのエコタイプとは?5つの省エネ機能の仕組みと主要ブランド別電気代を徹底比較]もご覧ください。
SLEEP機能(暗さ感知で温水加熱を自動停止)の利用¶
一部の機種にはSLEEP機能が搭載されており、部屋が暗くなると温水の加熱を自動的に停止します。夜間や外出時に手動で電源を切る必要がなく、安全性を保ちながら無駄な消費電力をカットできます。
SLEEP機能やエコモードの設定について詳しくは、[ウォーターサーバーの省エネモード設定方法を画像付きで解説|ボタン1つで電気代を最大60%カット]をご参照ください。
直射日光や熱源を避けた設置場所の選定¶
ウォーターサーバーを直射日光の当たる場所や、ストーブ・炊飯器などの熱源の近くに置くと、冷水の保冷に余分な電力がかかります。風通しのよい涼しい場所に設置するだけで、消費電力を抑えられます。
背面のほこり掃除で放熱効率をアップ¶
ウォーターサーバー背面の排熱口にほこりが溜まると、放熱効率が下がり、余分な電力を消費する原因になります。月に1回程度、掃除機や乾いた布で背面のほこりを除去するだけで、節電効果が期待できます。
季節による消費電力の違いも設置場所の見直しに役立ちます。[ウォーターサーバーの電気代は夏と冬でどう違う?季節別の消費電力の仕組みを解説]もあわせてご確認ください。
まとめ:こまめな電源オフはやめてエコ機能を活用しよう¶
ウォーターサーバーの電源をこまめにオフするのは、電気代の節約にならないばかりか、以下の3つの点で逆効果です。
- 再加熱でかえって電力を消費する(温水350W・冷水85Wがフル稼働)
- 衛生面でリスクが高まる(常温で菌が繁殖しやすくなる)
- 本体への負担で故障リスクが上がる
正しい節電方法は、電源を切りっぱなしにせず、エコモード・SLEEP機能・適切な設置場所・背面のほこり掃除の4つを実践することです。これらを組み合わせることで、月額電気代を最大60%カットできます。
オーケンウォーターの「Smartプラス」は、エコモード搭載で月額約474円と業界トップクラスの省エネ性能を実現しています。エコ機能で無理なく節電したい方は、ぜひオーケンウォーターのエコ機能搭載サーバーの資料請求・お試し申し込みをご検討ください。
[ウォーターサーバーのお試しは無料でできる?オーケンウォーターの低リスク体験プランを徹底解説]